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幸福度を最大化するダイエット方法とは

痩せても幸福度が下がるダイエットと楽しい1日が叶って理想の体にもなれるダイエットの違い

食事を変えず休日の運動だけで4kg痩せてこれから更に痩せていく見込みの

『幸福度を優先したダイエット』が上手くいっている生徒様がどの様に変わっていかれたのかを文章でご紹介したいと思います。

食事変えずに−4kg


一緒に運動をスタートしたのが今年の1月
今が9月で、その時の体重と比べて4kgほど痩せました。

この期間の食事の変更はほぼ無し。
1点だけ、朝食のヨーグルトに加えていたジャムの代わりにフルーツを入れる変更をしました。

ダイエット開始前と食事が変わっていないので、食事のストレスは無し。
むしろ、朝食は食べる量が少し増えたかな?と仰っていました。

こちらの生徒様も「好きなものを食べながら痩せる」事が叶いました。

そして、食事を変えてないのに痩せる事ができたので、
今の運動習慣を継続できれば痩せた今の体重を今後も維持できます。

運動は仕事が無い休日だけ


運動ができなかった本当の原因

ダイエット開始当初は20分以内で終わる自宅運動プログラムを作成しました。

ですが最初の1ヶ月間は全然運動できなかったと報告を受けました。そこで、運動ができなかった原因が何かを聞いて行くと『仕事の忙しさ』だと分かりました。

運動内容がキツイとか、
やる気が出ないとかではなく、

運動したいのに日を跨ぐくらい残業する日があったり、
残業が無くても1日立ちっぱなしの仕事でクタクタになっていたのです。

もともと運動するのが好きだし
一緒にレッスンをした後は体も心も元気になられていたので
私が作成した自宅運動プログラムが嫌だった訳ではありませんでした。

だからいくら運動内容を簡単にしても、運動時間を短くしても、「運動したくてもできない」状態だったのです。

理想の1日から考える

普通のトレーナーなら「頑張ってやりましょう!」で終わりだと思います。

できるだけ運動内容を簡単にして、運動時間を短くしてもできなかったら
『無理してでもやりましょう』
『自分に甘いです』
『怠けないで下さい』
そう伝えるかもしれません。

言われた人は、
「やっぱり自分には無理だ」と諦めたり
「なんて自分はダメなやつなんだ」と自信を無くしたり
「辛いけど頑張ります!」と苦しみながら取り組んだり
そうなってしまいます。

でも私は生徒様の幸福度の最大化を考えているので
無理して痩せても生活全体の幸福度は下がるし、
痩せたところで維持できないと感じました。

そこで先ずは理想の1日を一緒に考えました。
朝起きてから寝るまで今どんな生活をしていて、何をするのが好きなのか?
それを聞いていくと生徒様の理想の1日が見えてきます。

すると平日に運動の時間を入れる事は理想の1日を崩してしまう事が分かりました。

それが分かって私の頭は切り替わりました。
休日の運動だけで痩せる運動プログラムが1番こちらの生徒様の幸福度を高めるので、
休日の運動だけでダイエットを叶える指導へ切り替えました。

平日に運動しない事への葛藤

早く痩せる事だけを考えると「毎日運動しなくちゃダメだ」と考えてしまいます。

食事も減らしてないし、休日の運動だけで本当に痩せるの?
毎日運動しないと体力落ちそう💦

休日だけの運動で痩せる方針へ変えた直後は生徒様もこの様に焦りを感じていました。

ですがしばらくすると、平日に運動していない焦りは無くなっていかれました。


結果として、
食事はほぼ変えず
休日の運動のみで4kg痩せました。

これはまだ途中経過です。
私の見立てではこちらの生徒様は今の方針のまま更に痩せていく事が可能です。

理想の1日を崩すダイエットを行う事なく
痩せて、運動で体も心も快調になって、仕事でも疲れにくい体になれます。

まさに生徒様の幸福度が最大化されるダイエット・トレーニングプログラムが実現できました。

食事を減らすダイエットだったらリバウンドしてた


「短期で痩せるダイエットだったら無理だったしリバウンドしてた」
生徒様がそう話されていました。

私もそう思います。

週末だけの運動なら休日にトレーニングマシンを使えるジムへ行って運動する事は可能です。

ですが何の運動をどれくらいやったら良いか筋トレ初心者の生徒様には分からなかったと思います。
ましてや前十字靭帯を断裂した事がある中で怪我せずに下半身を鍛える運動は分からなかったでしょう。
もしも膝を痛めたらダイエットどころか、仕事もできなくなります。

そして一般的なパーソナルジムへ行っていたら丁寧に運動指導してくれますが、何十年ぶりの運動で膝の怪我も考慮しなければならない状況では最初から激しい運動はできません。
 となると、短期のパーソナルジムでは食事を減らす事で体重を落とす事になります。それで一時的に痩せる事は可能ですが、運動できないままの体でジムを辞めて我慢してた食事を元に戻したらリバウンドは確実です。トレーナーはいなくなり1人でまた運動迷子になります。

スタイルを維持できる理由

そう考えると、時間は掛かるけれど

①靭帯断裂した膝を怪我せず少しずつ脚の筋力を高めて、
②理想の1日を崩さず自分に合った運動習慣を見つけて、
③トレーナーが居なくなった後でも何の運動をどれくらいやれば良いかわかる様になって、
④食事を変えずに痩せるダイエットを習得できるのは

痩せた後に運動を楽に継続できてスタイルを維持できるだけじゃなく、
生徒様が一番幸せになれるダイエット方法だったのではないかなと自分ながら思います。

短期間では上手くいかないダイエットもあります

この状態に辿り着くまでに8ヶ月掛かりました。
ダイエットを始める前は仕事が運動できない原因になると分からなかったし、平日の理想の1日の中に運動が入らない事も分かりませんでした。

生徒様と色々と試して上手くいかない事は変更してみて、そうやって辿り着けました。

2ヶ月の短期のダイエットではできなかった事です。
「前十字靭帯も軟骨も無い」とレントゲン検査で言われた脚の筋力を取り戻す途中でダイエット期間が終了してしまいます。

脚の筋力を取り戻し

運動できない本当の原因を検証して突き止め

理想の1日を明確にしてダイエットプランを再構築し

自分の体と自分の生活でできる運動で痩せる

このステップが成功できた要因でした。

「食事を我慢して→痩せる」
そんな単純な話では無いのです。